※素晴らしい登場人物イラストは、全てruder@あいぼんさん(Cracking Crown)に描いていただきました!
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主な登場人物(危険動植物管理課)

ライプツィヒ支部の生物管理部・危険動植物管理課に勤める魔術師。
自らを「
金髪碧眼で理知的な、絵画か彫刻のごとき均衡の取れた容姿の美青年だが、
現代っ子とは思えないほどの芝居がかって貴族的な態度、衒学的な物言い、
不謹慎なまでの詮索好き、人命より植物を優先する常識はずれの倫理観等で、
支部の職員たちにはもれなく嫌われている。本人は気にも留めていない。
言動がいちいち時代倒錯しているため、百歳ほどサバを読んでいる疑惑あり。
1993年1月28日生まれの24歳、を自称しているが真偽は不明。
本来の意味での高所恐怖症で、精々数十センチの高ささえ極力回避したがる。
髪はライトブロンド■、目はアイスブルー■。

世界魔術師協会東京支部から、研究留学生としてやってきた日本人の魔女。
母方の祖父母はともに魔術師であり、幼い頃から魔法に親しんで育った。
自らも魔術師として大成すべく、祖父の故郷ドイツで学ぶことを志したが、
手違いにより所属するはずだった妖精管理研究課ではなく危険生物管理課へ。
この世の不条理に文句を垂れつつ、日々修練と有毒植物の世話に励んでいる。
中学卒業と共にソーサラーへ昇進したため、見習いではなく正式な魔術師である。
我が強く短気で、言いたいことは一切遠慮せずに口に出す直情的な性格。
いちいち気取っている上に悪趣味で衒学的なマンフレートを毛嫌いしている。
名前を漢字表記すると「相模 理子」。東京都杉並区出身の16歳。
髪の色・目の色共にブラック■。

危険動植物管理課の課長代行。本来の専門分野は魔術建築関係なのだが、
ベルリン支部へ出向したきり諸般の事情で戻ってこない課長のために、
自身と全く関係のない部署を引き受けた、支部には類稀なる好人物。
人徳があるため支部内で広く尊敬を集めており、リコからも信頼されている。
マンフレートにとっては唯一と言っても過言ではないほど数少ない友人である。
自由奔放すぎる友に振り回される毎日だが、本人は職場に満足しているらしい。
外見年齢は五十代、実年齢は1896年生まれの121歳。二度の軍務経験者。
健康に問題はないが、最近ちょっと体力と胃腸の強度に自信が無くなってきた。
髪はダークブラウン■、目はブルーグレー■。
その他の登場人物

世界魔術師協会ベルリン支部で、実働部隊に所属する魔女狩人。
見た目には十代半ばの少年だが、協会に勤務して少なくとも30年以上になる。
職務に忠実で向上心が強く、日々魔術と肉体の研鑽を怠らない。
一方で、必要さえ満たしていれば食や服装には頓着しないところがあり、
数十年間にわたって私服のセンスが全く変化していなかったり、
一日三食を支部内にある軽食屋のサンドイッチで済ませたりもしている。
古本(「長い年月を経た本」ではなく「以前他人の手にあった本」)
や古道具の熱心な蒐集家で、ベルリン市内の自宅は正に本の要塞である。
髪は赤味がかったブロンド■、目は緑がかったブルー■。

ヴィルヘルム・バハマイヤー(Willhelm Bachmeier)
世界魔術師協会デュッセルドルフ支部に勤務するソーサラー。
熱心な蜘蛛の蒐集家で、特に蜘蛛が持つ能力に心を惹かれており、
研究のため市の外れにある自宅に数百匹という蜘蛛を飼育している。
魔術師としての専攻は音響魔術(特に振動・波長を利用したもの)。
かつてはライプツィヒ支部の実働部隊に所属していたものの、
諸事情からデュッセルドルフへ厄介払いのように転勤させられた。
マンフレートとは同じ生物愛好家として友好的な敵対関係を築いている。
髪はアッシュブロンド■、目は青紫がかったグレー■。

メラーニヤ・クレメンツィチ(Melanja Klemenčič)
世界魔術師協会ライプツィヒ支部、錬金術研究課所属のウィザードであり、
イストラ(現スロベニア共和国)生まれの吸血鬼。実年齢はおよそ250歳。
黒い狼に化ける「クドラク」と呼ばれる氏族に連なっており、
世界的に有名な「ヴァンパイア」であるルーマニアのストリゴイ氏族とは別物。
酒瓶の蒐集家であり、もちろん中身にも強い関心を抱いているものの、
種族柄アルコールで酔うことができないので、同僚のマンフレートに酒を飲ませ、
血中アルコール濃度の増した血を啜ることで間接的に飲酒している。
髪はブラウン■、目はゴールド■。