※素晴らしい登場人物イラストは、全てruder@あいぼんさん(Cracking Crown)に描いていただきました!
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ヘンリー・ロスコー(Henry Roscoe)
マンハッタンの東36丁目、高級アパートの最上階で暮らす青年。
鉄道事業で成り上がった大富豪の長男であり、良い教育を受けていたが、
諸事情から大学を中退し、現在は実家からも半ば勘当状態にある。
従者の力を借りて、鍍金張りでない「本物の紳士」になるのが目標。
しかし生来の悪戯好きと気分屋な性格、権力への反感などが災いし、
今のところは従者から苦言を呈される一方の生活を送っている。
趣味は読書(特に探偵小説)と射撃、観劇(映画を含む)。
髪はダークブラウン■、目はダークブルー■。
レナード・ウィギンズ(Leonard Wiggins)
ヘンリーに仕える壮年の従者(ヴァレット)。イギリス出身。
十二歳の時に使用人の世界に入り、数々の屋敷を渡り歩いた後、
理由あって渡米し、ヘンリーの父に雇われて「お目付け役」となった。
従者ではあるが、長い下積み時代のうちに家政の技術も身に着け、
また執事の経験も有するため、家中の仕事はほとんど何でもこなす。
性格は極めて保守的・封建的で、若主人との間に齟齬が起こりがち。
使用人とは家具であり、仕える相手と同じ人間ではないと思っている。
髪はチャコールグレー■、目はダークブラウン■。
ナサニエル・ピーゼンホール(Nathaniel Peasenhall)
使用人見習いとして住み込んでいる少年。ウィギンズの遠縁の親戚。
第一次世界大戦で父を、人手不足による過労で母を亡くし、
看護婦である伯母の手で育てられていたが、その伯母も他界したため、
最後に残った親戚のウィギンズに引き取られ、ニューヨークに渡った。
いつか彼のような立派な上級使用人になることを夢見ており、
従僕や従者としての責任ある仕事を早く覚えたいと願っているが、
今は簡単な掃除や給仕の手伝いなどの軽い雑用を主に担当している。
髪はブロンド■、目はグリーン■。